当社では、2015-2016年にガバナンス体制の抜本的見直しを図るとともに、生産能力削減、要員 の適正化、ノンコア事業からの撤退を含む構造改革を断行、同時に徹底した内部意識改革を進めま した。2017年からは成長戦略に軸足を移し、黒鉛電極、ファインカーボン、カーボンブラックそれ ぞれの事業で海外M&Aを実施し、低迷していた黒鉛電極とファインカーボン事業の市況改善も手 伝って、業績は大幅に回復しました。 その後も経営基盤の強化に努め、コロナ感染拡大、カーボンニュートラルの潮流、ウクライナ危 機によるエネルギー価格高騰等、さまざまな環境変化に対応する一方で、当社としてありたい姿に も自問自答を重ねてきました。引き続き挑戦心を持って課題解決に取り組むことで、企業価値を高 め、持続可能な社会の実現への貢献を目指します。 ますます早く、激しくなっている経営環境の変化に機敏に対応し、計画や意識を陳腐化させない ための手法として、2019年に公表した中期経営計画T-2021よりローリング方式を採用、向こう3年 間の見通しを年次で見直しており、本年も、T-2025を取りまとめました。当社経営方針ご理解の 一助となれば幸いです。 代表取締役社長 長坂一 長期ビジョン ふりかえり • • • • • • • • • • • • • • 関連タグ: