グループ 中期経営計画 2024 - 2026 01 「中期経営計画2024-2026」策定にあたって フェアな姿勢でデジタル社会に「信頼」を 中部日本放送は2025年、日本の民放で最初となる「創立75周年」を迎えます。この間、地域の人々と喜びも悲しみも一緒に時間を共 有してきました。創世期には、未曽有の災害だった伊勢湾台風を命がけで伝え、ドラゴンズの優勝時には歓喜を分かち合い、愛知万 博ではパビリオンを出展して地域の活性化に努めてきました。テクノロジーの進歩で社会のあり方は変化しても人間の本質である喜 怒哀楽に変わりはありません。私たちは、その喜怒哀楽に寄り添うことで地域の人々と繋がりを持ち続けてきました。 2007年のスマートフォンの登場で社会は劇的にかつスピーディに変わりました。様々な業界がデジタル化・DXの渦に巻き込まれて います。放送もその例外ではありません。スマートフォンが「いつでも」「どこでも」「なんにでも」アクセスできる一方で、放送 は決められた時間に決められたコンテンツを決められたデバイスでしか見たり聞いたりできないメディアです。しかし、スマートフ ォンに代表されるインターネットメディアは「フィルターバブル」「エコーチェンバー」「アテンションエコノミー」の問題や「フ ェイク」などによる情報の信頼性の問題が指摘されています。デジタル社会を生き抜くにあたり、私関連タグ: